瞬間のイメージと記憶、それを得ようとする過程で生まれていく痕跡、(それらの再構築)
普段の自分のスタジオとは違う環境で制作するということを念頭に置いた上で、
その場でしか出来ない、生まれない表現を模索したいと考えています。
滞在中の具体的な活動予定手順
1,ロケーションハンティング:地獄めぐり、銭湯施設、市内、その周辺など
街の各所から立ちのぼる煙や地獄めぐりのわき上がる源泉、あぶくのさまなど、その場所での瞬間の形態を記憶する
銭湯に行く。湯気、蒸気、温度など 体感してそのイメージを得る
写真撮影、スケッチなども必要なら行いながら、イメージの採集をする
2,構想、ドローイング
1で得たイメージ、記憶をもとにドローイングと同時並行で具体的な作品構想を練る。
紙にカラーマーカー、水彩、アクリルなど。普段使っているものに加えて、現地で調達した画材、素材などを使いたい。
その他、拾ったものなどを用いた小立体も必要に応じて制作する。そのドローイング。
この過程がいちばん長いと想定されます。ドローイングはとにかく描けるだけたくさん描きたい。
3,絵画(タブロー)制作
大きなもの(F100号以上)一点、あるいは二点程
膨大なドローイングからひとつ、あるいは複数の要素を選び抜き、
それを元に絵画制作を行う。
具体的にはOHP(またはプロジェクター)を用い、ドローイングの線、形態を投影したうえで
その形象を追う。
拡大されたドローイングをなぞることは、紙の近いサイズで描いているときとは違い、
体感でその形を追うことができます。
そうして体全体を使った描く行為へと変換することで、瞬間の記憶、動作が自分の体験として再確認できます。
ドローイングを再現するというより、構築し直すという意識で行っています。
場所としてもし可能であれば壁面に直接描く部分も作りたいと考えています。
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滞在制作を公開しながら、かつ最終的な展示の際も、
この場所で制作を行っていた痕跡をある程度生かした展示にしたいと考えています。
アトリエを公開するのに近いかたちで見せられたらと思っています。